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WHO's NEXT

新進気鋭のカメラマン山下陽平さんに独占インタビュー

Who's NEXT

今回の記事では、マーケティングモンスターのクリエイターコミュニティ企画

WHO’s NEXTの特集記事です。

今回はカメラマンの山下陽平さんにインタビューさせていただきました。

早速ですが、下記が今回の動画です。

https://youtu.be/7on-p0cp81k

Who’s NEXTとは?

who's next企画

WHO’s NEXTとは、弊社で特集させていただいているクリエイターへのインタビューです。

いままでも、これからも輝くクリエイターの未来を応援し、共に”最高にカッコいいものを作りだす”ための企画です。

詳しくは下記をご覧ください。

【WHO’s NEXT】

https://marke.monster/creator-community-start

インタビュー内容はこちら

 

文字ベースでも今回のインタビューについてまとめさせていただきます。

ご質問内容① 自己紹介

和歌山県出身 1994.9.23生まれ 山下陽平

ご質問内容② 現在のご職業について

カメラマンとして建築写真事務所に社員として在籍、休日は作品制作、アパレルブランド撮影、ライブ撮影などを行なっています。

ミュージシャンの写真やジャケットの写真も手がけています。

ご質問内容③ 今までの人生について

和歌山市和歌浦という海沿いの風光明媚な町で生まれ育ちました。

子供の頃は運動神経が良くいろいろなスポーツをしていましたがさほどハマらず、親には運動部を勧められましたが、天邪鬼な性格のおかげで中学では吹奏楽部に入りサックスを演奏していました。

当時は地元が嫌いで早く出たくて高校から奈良の寮がある学校に進学しました。ただ、その寮は規律が厳しく部活もハードだったため一年生の頃はとにかく退学することばっかり考えていました。

2年生になる頃にはその環境にも慣れてしまい割と楽しく卒業まで過ごしました。

当時進路に悩んでいたころ、同じクラスで同じ部活で同じ寮にいたある友人の誘いで東京の音楽大学に進学しようと誘われて、二つ返事で進学先を決めました。

その友人とは別の大学でしたが今もよく遊んでます。

それまではクラシックを演奏していましたが大学からはジャズに転向しました。

ジャズはクラシックと違い、演奏の8割はアドリブのソロプレイになるため全く意味がわからず苦戦していました。

大学時代はとにかく練習漬けの日々でした。

朝8時から大学で練習を始め、授業に出たのち、毎日22時頃まで練習してました。

サークルも基本的には音楽関係、ビックバンドのサークルやパレード演奏するサークルに入っていました。

大学3年になるあたりから音楽に対して芸術であるということを意識し始めて美術館に行くようになったり音楽だけではないアートのことを調べるようになっていました。

大学4年の頃に付き合っていた子と一緒に中古のカメラを買ったのが写真を始めるきっかけでした。

僕は絵が得意では無いのですが、カメラを使えば簡単に絵のように景色を描けるのが楽しくてハマっていきました。

大学卒業後はミュージシャンを目指してアルバイトをしながら演奏活動をしていましたが、外交的ではない性格と当時は異常に尖っていたのも相まって全くうまく行かず、24歳で音楽辞めました。

その後半年ほど、上京に誘ってくれた高校時代の友人の実家に居候しながら無職になって毎日テトリスしてました。

さすがに何かしないとと思って就職サイトを見ていたところ、写真家の伊島薫さんのアシスタント募集を見つけて応募しました。

あまり詳しくは知らなかったのですが、かなり大御所の方でほぼ未経験の自分が採用されるとは思っていなかったのですがなぜか採用され、2年ほどアシスタントをしていました。

アシスタント卒業後はECアパレルメーカーでカメラマンとして入社するも10ヶ月で退社したのち現在の建築写真事務所に入社しました

ご質問内容④ 最近の活動/実績

ミュージシャンのアーティスト写真やアパレルブランドのルック撮影、作品制作を会社の休日を利用して行なってます。

特に作品制作が大半をしめてます。

内容としてはスナップ撮影での肖像権の問題についてどう扱うかというものになってます。

ご質問内容⑤ 活動のきっかけ/悩み

大学時代に付き合っていた彼女の影響でカメラを購入しました。自分の方がカメラにハマってしまって気づいたら写真の虜になっていました。

カメラを始めた頃から街中でのスナップ撮影を行ってました。

自分の中ではカメラはどこか旅行に出かけた時に持ち出すものではなく、無意識に日常的に行われている人の営みや当たり前にある変な事象を撮影し、残しておくことに面白みを感じたことがきっかけです。

ご質問内容⑥ 活動のターニングポイント

数年前にとあるカメラメーカーの広告で、キャンディットフォトを用いた広告がありました。

その広告動画がsnsを中心に炎上し、数日で広告が取り下げになったことがありました。

写真をやっているものなら誰しも知っている古典的手法が現在では炎上の対象となることに驚き、自分の作品にも影響を与えました。

それ以降できるだけ人の顔が写らないよう撮影したり無機物や自然の写真を撮るようになりました。

しかし物足りない気持ちがありなんとかこの問題を克服しようと考え始めたことで制作に変化がありました。

ご質問内容⑦ 自身の活動の宣伝/今後のイベント

3月16日から4月9日までコミュニケーションギャラリーふげん社にて伊島薫氏と2人展をやってます。

この展覧会はモザイクをテーマになぜモザイクをかけないといけないのか?なぜ見せてはいけないのか?という内容でそれぞれ制作しているものを展示しております。

ご質問内容⑧ 仕事をしながら何を考えているのか

仕事中の頭の中は基本的におもしろい(笑えるという意味)かどうかが大半をしめてます。

普段は会社員として働いているのですごく退屈だったり苦痛を感じる仕事は山のようにあります。

それに対してただ辛いと思ってるだけだと病むので人の滑稽な部分を探して楽しんでます。

仕事は自分の好き嫌いでは進行できないのでこの考えに救われることが多々あります。

作品制作に関しては作るも作らないも自由なので完全におもしろいかどうかで判断してます。

アート作品に対していつも思うのが、堅苦しさやまじめな空気が強くて疲れること。(そうでないものもありますが割合は少ない気がします。)

自分が制作するときはもっとゆるくありつつも見方によってはシリアスにも捉えられるように意識し、固定観念や概念を変えられる作品を目指しています。

撮影中やPCに向かっている時は声を出して笑ってることも多いのでやっていて楽しいです。

いいものを作ろうという気持ちは前提であるのですが作ってみないとどうかわからないので特に意識はせずとりあえずやってみて判断します。

その先の判断は人それぞれなのであまり考えません。

ご質問内容⑨ 今後の展開や新たな試み/次回作品等

自分の顔を加工無しでは一目に晒せない人、マスクを外すのが恥ずかしい人などの気持ちがおもしろくてその一面に注目した作品を考えています。

ご質問内容⑩ 自分と同じカメラマンを目指す若者に向けて

国家資格や免許が無い仕事なので学校に行く必要もなく誰でもなれる仕事なのでみんななりましょう。

物の見方やいろんな分野の知識が必要になるので色々なことに興味が持てる人は向いてると思います。

宣伝:写真家伊島薫さんと個展を開催

写真個展 伊島薫/山下陽平

 

本日インタビューさせていただいた山下さんは”写真家 ”伊島 薫”さんと3/16(木)より、4/9(日)まで写真展を開催しています。

個性的な写真と肖像権をテーマにした写真家の情熱が感じられる個展です。

是非足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

また、3/25(土)には、関連イベントとして、

伊島薫(写真家)、山下陽平(写真家)、鳥原学(写真評論家)の3名による豪華ギャラリートークショーが開催されます。こちらも要チェックです。

 

【イベント詳細はこちら】

https://fugensha.jp/events/230316yamashitaizima/

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