もう話下手とは言わせない!prep法とそのメリットデメリットを解説

皆さんこんにちは、youtaです。

 

今回は「PREP法のメリットと使い所」についてお話していきたいと思います。

 

皆さんは誰かと話す際や文章を書く際に話が分かりづらいだったり、結局何が言いたいの?といわれた経験はありませんか?私は幾度となくそのような経験をしてきました。

 

そんな話下手といわれるような人でもわかりやすく、簡潔にものごとを伝えることができるのが今回お話しするPREP法です。

 

この記事ではPREP法の説明。その使い所やメリット・デメリットをご紹介していきます。

 

どうぞお付き合いください。

目次

PREP法とは

PREP法とは、

「結論(Point)→ 理由(Reason)→ 例(Example)→ 結論(Point)」

の流れで話すことで簡潔にわかりやすい説明ができるフレームワークのことで、各要素の頭文字を取ってPREP法と呼ばれます。

 

近しいものにはSDS法と呼ばれるものがあります。ついでに解説しておきます。

SDS法とは

SDS法とは、

「要点(Summary)→ 詳細(Details)→ 要点(Summary)」

の流れで話すことで要点をまとめてわかりやすく相手に伝える話し方のことです。

 

PREP法とSDN法のどちらも「漏れなく余りなく、簡潔に伝えることが目的としてあります。

PREP法を使う場面

 

PREP法が使われるのは主にビジネスの場面です。

 

これはPREP法が相手に対して簡潔に物事を伝えることが求められる場面において有効な手段だからです。

 

私は先日まで就職活動をしていましたが、社会人の方々とお話しすると必ずと言っていいほど結論からお話を頂くことが多く、学生のとりとめのない話とは比べ物にならない程まとまりのあるわかりやすいものでした。

 

私自身、このPREP法を就職活動中は嫌というほどに意識をするように指導され、今ではだんだんと意識せずに使えるようになってきたのではないかと感じています。(まだまだ未熟者ですが…)

 

これに対して普段私たちが目にするエンタメや物語などは「起・承・転・結」が基本となっているため先が読めず、最後にすべてをまとめるといった構成が多いためこの方法はあまり適しません。

 

PREP法の例文

 

PREP法を使って文を作るとどのようになるのかここで例文を書いてみましょう。

見出し:PREP法は便利なフレームワーク

結論:PREP法を使うと、相手にわかりやすく物事を伝えることができます

理由:これは結論から話し始めるため聞き手が全体像をつかみやすいためです

例  : 全体の趣旨を把握してから説明を聞くと理解しやすく、内容が頭に入りやすくなります

結論:そのためPREP法を使うとわかりやすく物事を伝えることができるのです

それぞれの要素についてみていきましょう。

結論

 

PREP法の「P」にあたる部分です。ここでまず話の結論を伝えておきます。

 

この段階ではその理由や根拠はわかりませんが、聞き手は、

「この人は便利なフレームワークに関して何か話し始めるのだな」

 

前提条件のない話は聞き手としても注意が複数の方向へと飛んでしまうためお互いの認識のすり合わせとしてわかりやすく結論を伝えましょう。

 

理由

 

PREP法の「R」にあたる部分です。

冒頭で話す結論に関して、「なぜそうなるのか」という利用付けを行うことで結論に対しての理解が深まります。

 

特にこの理由の部分があいまいだと結論との因果が分かりにくくなってしまうため、

 

「その理由は○○点あります」

 

といったように理由の要素の中でもPREP法を用いることがおすすめです。

 

 

PREP法の理由までを話した後はその例を示します。

 

結論と理由のみではその具体的な情景が思い浮かばない聞き手も多くいます。

そこに対して具体的な例を示すことで、結論と理由を頭の中で反復させて理解をより明確なものとすることができます。

 

結論

 

PREP法の手順をへて広がった話を再度結論へと戻します。

 

ここでの結論はあくまでも話をまとめるためのものですので、新たな情報や例を示す必要はありません。

 

PREP法のメリット

PREP法のメリットは

  • 聞き手のストレス減少
  • 無駄な時間の削減
  • 思考の整理

の3つがあります。

 

聞き手のストレス減少

 

PREP法によって結論を先に聞くことで今から聞く話の概要を理解でき、話が頭に入りやすくなります。

これにより話題に対しての疑問を抱かず、内容そのものに集中することができます。

 

皆さんも幼い頃に校長先生の長い話に嫌気がさしていた経験はありませんか?

話が様々なモノにつながり、終わりがわからないのがいやでしたよね!

 

PREP法では結論が先に伝えられるため、話のつながりがや着地点がわからないといったストレスを軽減することが可能です。

 

無駄な時間の削減

 

PREP法で結論から伝えることで聞き手は内容がスムーズに理解でき、不明な点を聞き返すことが少なくなることで時間の短縮につながります。

 

1つの会話においての時間削減は小さな差ですが、これが何日も何年も積み重なると非常に大きな差になります。

 

仮にあなたが1日15分を会話やメールなどの話し方・書き方の無駄によって浪費していた場合、1か月で450分1年で5400分もの時間を無駄にしていることになります。

これは90時間、1日8時間労働だとすると2週間近く無駄な時間が発生していることにになります。

 

限られた時間の中で利益を求める企業において、社員一人当たりの時間的非効率がいかに避けられるべきものかがご理解いただけるかと思います。

 

つまり、単にその場での伝わりやすさのメリットがあるだけでなく、コストにおいても長期的なメリットがあるということです。

 

思考の整理

 

PREPの順で自身の考えを整理することで、相手に伝える時点で自身の考えをまとめることができ、その後の質問や疑問に対して迅速に対応することができます。

 

またPREPの型で考えることが習慣化されることにより、より簡潔に物事をまとめられるようになり無意識でも型に沿ったコミュニケーションが取れるように成長していきます。

 

この思考の型は資料作成やプレゼンテーションにおいても重要な能力です。

 

PREP法のデメリット

反対にPREP法にもデメリットがあります。

  • キツい印象を与える可能性
  • 前提の必要性

それぞれ説明していきましょう。

 

キツい印象を与える可能性

 

PREP法は結論から話すことで非常に端的な会話となることから、発言者の人柄や考えが見えずらくなりキツい印象を相手に与えてしまうことがあります。

 

特に、初対面の相手との会話では関係性が生まれる前であることからその傾向が強いことがあります。

 

(以前、第一印象に関しての記事を執筆しましたので。ぜひご覧ください)

 

 

そのため、初対面の方な、関係性を構築する段階においては、PREP法に忠実に話すのではなく使い分ける必要性があります。

 

前提の必要性

 

PREP法では前提を共有していない相手にはうまく言葉の意味が伝わらない場合があります。

 

イメージとして、友人との日常での会話でいきなり昨日の晩ご飯を伝えられたとしましょう。
意図がつかめず、かえって混乱すると思います。

 

そのようなことを避けるために、「昨日すごくむかついた話なんだけど」といったように前提を伝える必要があります。

このように前提の共有が必要なことがPREP法のデメリットの一つです。

 

PREP法を身に着けるために

 

ここまでPREP法のメリットデメリットを挙げながら説明をしてきましたが、それを身に着けるにはどのようにすればよいのでしょうか?

ここでは私が実際に意識していた唯一のコツをお伝えしたいと思います。

それは、

 

全ての受け答えに結論としてとつけてから話すことです。

 

PREPの順序を意識しながら話すことは最初の内は非常に難しいことです。

そのため非常に原始的な方法ですが、「結論として」と頭に必ずつけることだけを意識していました。

 

こうすると否が応でも結論から話さなければいけませんので、自然と結論を述べた後にその理由を後から説明するようになります。

 

無意識で結論から話せるようになった後は、相手に合わせて徐々に形を変え、状況に応じた説明や会話ができるように練習していくといいでしょう。

 

また、結論から話すためには物事の最も大事なコアとなる部分を把握しておくことが重要です。

 

そこに関しては『イシューから始めよ』や『1分で話せ』が非常に本質的に解説を加えられていますのでご興味がある方はぜひ読んでみてください!

 

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

PREP法の使いどころとその実力についてご理解いただけましたでしょうか?

 

PREP法に限らず、会話において相手に的確に簡潔に物事を説明する力はビジネスを問わず必要となります。
この力を伸ばして皆さんも「デキる人」を目指していきましょう!

 

ビジネススキルについてもっと知りたい方はこちらの記事からシリーズを読むことができますので是非ご覧ください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

よろしければその他の記事もご覧ください。

 

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この記事を書いた人

Marketing Monster
まだ知られていない会社。 まだ知られていない商品。 まだ知られていないだけで、 確かに想いは宿っている。 そんな想いとともに、 会社や商品を世界にアピールする。 想いをカタチに それがマーケティングモンスターの使命です。

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